高岡市議会 1995-12-04
平成7年12月定例会(第4日目) 本文
質 疑
13
◯議長(
清都勇之君) これより、
委員長報告に対する質疑に入ります。
別段ないようでございますので、これで質疑を終結をいたします。
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討 論
14
◯議長(
清都勇之君) 次に、討論に入ります。
通告がございますので、発言を許します。31番
太田一男君。
〔31番(
太田一男君)登壇〕
15 ◯31番(
太田一男君) 請願第7号
地域防災計画の見直しと
原子力災害に対する備えについて、賛成の立場から討論をいたします。
総務文教常任委員長の方から既に概略について
委員会の
審議経過の説明がございましたが、最初にお断りしておきますけれども、この請願は、
原子力発電に対して賛否を問うものでないことであります。むしろ原発に対する賛否を超えて、原発の
安全性について80%以上の市民が不安を感じている現状がある以上、自治体として何をなし得るかを具体的に求めているものと受け取っていただくのが妥当かと思います。
かつて1991年12月には、
原子力防災計画の策定を求める
署名運動がありまして、
呉西地区を中心に県内で20万 3,000名の署名が集められました。これは反対の人はもちろん、賛成の人でも原発の
安全性について多くの不安を感じているという現状が明らかになったのであります。
その後、昨年8月には、
北陸電力志賀原発におきまして、再
循環ポンプ停止による
原子炉停止事故があり、富山県に対する連絡のおくれから、県が
北陸電力に対して厳重に抗議するという一幕があったことは記憶に新しいところであります。
それに加えまして、今月の8日には福井県敦賀市の
高速増殖炉の実証炉「もんじゅ」が、
ナトリウム漏れ事故により
緊急停止をし、大きな問題になっています。この事故は、
原子力安全委員会が絶対安全と太鼓判を押していたものであるだけに、
福井県知事や
福井県議会は激怒したと伝えられておりまして、運転の再開すら危ぶまれているようであります。
また、動力炉・核燃料開発事業団、いわゆる動燃のことでありますが、動燃の苦悩は大変深く、
原子力安全委員会も
緊急会合を招集するという異例の事態になっています。休日に
原子力安全委員会が招集されましたのは、アメリカの
スリーマイル事故、ソ連の
チェルノブイリ事故、関西電力の
美浜原発事故など数えるぐらいしかないと言われております。いかに
開発関係者が事態を重視しているかがわかるのであります。有識者の中には、これは単に
高速増殖炉の
安全性ばかりではなくて、我が国の
原子力政策の
安全性神話が揺らぎ始めているんだという指摘をする声もあるのであります。
さらにこの問題についてつけ加えますと、12月11日には福井県と敦賀市の担当職員の4人が、安全協定に基づき立入調査したところ、動燃発表のビデオにない事実が明らかになり、動燃もこれを後から追認せざるを得ない、そのことから動燃に対する福井県民の不信感と怒りはさらに燃え上がっているというふうに新聞は伝えております。
既に周知のことではございますけれども、スリーマイル島事故の場合は、30キロ以内はすべて避難の対象となりました。
チェルノブイリ事故では30キロ以内はいまだに立入禁止でありまして、200 キロから 300キロの範囲では、
放射性降下物による子供やあるいは妊婦に対する放射能被害がいまだに継続しているというふうに言われているわけであります。
このことからも、
原子力発電所におけるシビアアクシデント、つまり苛酷事故のことでありますが、
原子力安全委員会の指針にあります事故範囲8キロメートルから10キロメートルの根拠は極めて薄く、意図的なものであると言わざるを得ません。第一、10キロメートルを超えたら突然放射能の影響がなくなって、安全になるはずがないのであります。志賀原発から本市までの距離は、行政区域の境で30キロ余り、中心部でも約40キロであります。現在見直しが行われております
地域防災計画には、大地震だけではなくて、あらゆる事故を想定した対策を包括すべきものであると考えますし、当然、原子力による万一の事故にも対応策を定めておくべきと考えるのであります。
このような見地から見ますと、請願第7号に記載されている請願事項は、現時点で考え得る必要最小限度の対策であって、自治体としてそれほど負担になるようなものはないのであります。
1番目の請願事項に関しましては、これは昨年の9月の議会で私が取り上げたことがございますけれども、やはり県に対しては
北陸電力から即時に情報がいかなければならないし、同じ情報が市町村に対しても即時にくるべきが当然のことであると思います。私は、県に対する高岡市としての地方公共団体としての権利というふうにも考えておりまして、団体自治の立場からも住民福祉の立場からも早急に実現されるべきであると思っています。
2番目の問題の専門の職員の養成をすることにつきましては、今回の
高速増殖炉「もんじゅ」の事故での福井県や敦賀市の立入検査において、動燃の発表を覆した自治体職員の技術の高さを見るときに、原発立地県でない富山県であるとしても、その必要性が痛感されるのではないでしょうか。
高岡市に対する要望としては3項目ございますが、放射能測定器や防護服を購入して放射能を測定できるようにすることは、現在でも
市民病院には
放射線技師がおいでなりますように、それほど特別なことを考える必要はないのであります。もし、原発においてシビアアクシデントの通報があった場合に、あるいは石川県から被爆者の避難があった場合に、市の
防災担当者や消防職員が放射能を測定する知識を持つのは当然ではないでしょうか。
また、
広報活動や
避難マニュアルをつくることは、地震災害と同じことであって、万が一の場合を想定するわけであります。いたずらに市民に不安を与えることになるというふうには、私にはとても思えないのであります。
また、
ヨウ素剤の配備の問題については、
委員長報告にもございましたが、福井県今立町においては既に実施されており、武生市においても近く配布されると報じられています。ちなみにこれは今月でございます。ちなみに、武生市は原発立地点から22~23キロの距離にあると言われておりまして、志賀原発における氷見市の場合とほぼ同じ距離にあるようであります。
この
ヨウ素剤というのは、
チェルノブイリ原発事故におきまして、応急手当ての際、体内被爆を軽減する薬剤として使われたことはよく知られているので、今さら特に説明する必要はないと思います。
以上、請願第7号に対する賛成の意見を申し上げました。しかしながら、
委員長報告は不採択であります。結果は極めて残念でありますが、
委員会の審議を通じて真摯に委員の方に御議論をいただいたこと、そして
委員長もその議論を保障していただいたことに感謝しなければなりません。
委員長報告にもございましたから、ダブることを避けて、委員の発言の中から私の記憶を呼び戻してみますと、「我々も必要性を感じているが、各項目の中には難しいものもある。総論賛成、各論反対にならざるを得ない」という声もありましたし、「理解できる点と賛成できない点がある。請願の部分採択はできないとされており、不採択にせざる得ない」という声がある一方で、「必要性を感じている」あるいは「時期尚早ではあるけれども、十分に調査検討すべきである」という意見がたくさんあったことについて、大変私も心強く感じたのであります。
最後に、私の方から、もし今回不採択になったとしても、今後さらに議会でも真剣な御議論をいただいて、手順も含めて項目ごとの精査について協議させてもらいたいという要望を申し上げ、大方の御同意をいただいたものと考えております。
議会は言論の府であります。請願が不採択になったとしても、実質的には今後継続審議に近い取り扱いになったものと私は理解をしております。先輩並びに同僚議員におかれましても、このような経過を御理解の上、今後ともこの問題に対して関心を持っていただくようにお願いを申し上げるところであります。
また、請願の
審査過程における当局の見解は、公式的な説明に終始しましたが、佐藤市長をはじめ当局におかれましても、議会と同様に関心を持っていただいて、
調査研究の作業を早めるとともに、実行できることはすぐにでも実行していただけるようにお願いしたいということを申し上げまして、社会クラブを代表しての賛成討論といたします。
どうもありがとうございました。
16
◯議長(
清都勇之君) 以上で、討論を終結いたします。
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採 決
17
◯議長(
清都勇之君) これより、議案の採決を行います。
まず、
議案第 83 号 平成7年度高岡市
一般会計補正予算(第3号) から
議案第 100号 富山県
市町村職員退職手当組合規約の変更について まで
以上、18件を一括して採決いたします。
本案に対する
委員長の報告は、可決であります。
本案は、
委員長の報告のとおり決定することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
18
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第83号から議案第 100号までの18件は、いずれも
委員長の報告のとおり可決されました。
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19
◯議長(
清都勇之君) 次に、請願の採決を行います。
請願第7号
地域防災計画の見直しと
原子力災害に対する備えについて
を採決いたします。
本件に対する
委員長の報告は、不採択であります。
本件は、
委員長の報告のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
20
◯議長(
清都勇之君) 起立多数であります。
よって、請願第7号は、
委員長の報告のとおり不採択とすることに決定いたしました。
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追 加 議 案 の 上 程
21
◯議長(
清都勇之君) 日程第2 議案第 101号及び議案第 102号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
22
◯議長(
清都勇之君) 市長 佐藤孝志君より提案理由の説明を求めます。
〔市長(佐藤孝志君)登壇〕
23 ◯市長(佐藤孝志君) 本日、追加提出いたしました議案2件について御説明申し上げたいと存じます。
議案第 101号及び議案第 102号は、いずれも人権擁護委員の推薦について意見を求める件でございまして、鎌谷克彦氏及び豊田是正氏の任期が明年1月14日で満了いたしますので、引き続き両氏を推薦いたしたいと存ずるものであります。
何とぞ、よろしく御賛同賜りますようお願い申し上げる次第でございます。
24
◯議長(
清都勇之君) 市長 佐藤孝志君の提案理由の説明が終わりました。
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委 員 会 付 託 の 省 略
25
◯議長(
清都勇之君) ただいま議題となっております議案第 101号及び議案第 102号は、いずれも人事案件でございますので、直ちに採決いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
26
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第 101号及び議案第 102号は、直ちに採決することに決定いたしました。
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採 決
27
◯議長(
清都勇之君) これより、採決を行います。
まず、議案第 101号を採決いたします。
議案第 101号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件
これは、鎌谷克彦君に係るものであります。
本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
28
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第 101号は、これに同意することに決定いたしました。
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29
◯議長(
清都勇之君) 次に、議案第 102号を採決いたします。
議案第 102号 人権擁護委員の推薦について意見を求める件
これは、豊田是正君に係るものであります。
本案につきましては、同意することに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
30
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議案第 102号は、これに同意することに決定いたしました。
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庄川左岸水害予防市町村組合議会議員選挙
31
◯議長(
清都勇之君) 次に、日程第3 庄川左岸水害予防市町村組合議会議員選挙を行います。
32
◯議長(
清都勇之君) お諮りいたします。
選挙の方法につきましては、
地方自治法第 118条第2項の規定により、指名推選によりたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
33
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、選挙の方法は、指名推選によることに決定いたしました。
34
◯議長(
清都勇之君) 次に、お諮りいたします。
指名の方法につきましては、議長において指名することにいたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
35
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議長において指名することに決定いたしました。
36
◯議長(
清都勇之君) 庄川左岸水害予防市町村組合議会議員に、
高岡市戸出西部金屋 240番地 大居 斉君
高岡市戸出春日 378番地 塚本理次君
高岡市二塚 466番地 舘 勇将君
高岡市野村 543番地の3 磨伊義広君
高岡市二塚1136番地 石田義雄君
高岡市戸出町3丁目10番5号 大井 弘君
高岡市野村1193番地の4
柴田陽子君
以上、7君を指名いたします。
37
◯議長(
清都勇之君) お諮りいたします。
ただいま、議長において指名いたしました7君を当選人に定めることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
38
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、ただいま指名いたしました7君が庄川左岸水害予防市町村組合議会議員に当選されました。
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議員提出議案の上程
39
◯議長(
清都勇之君) 次に、日程第4 議員提出議案第13号を議題といたします。
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提 案 理 由 の 説 明
40
◯議長(
清都勇之君) 議員提出議案第13号 新たな「食料・農業・農村基本政策」の確立を求める意見書について 窪田正人君より、提案理由の説明を求めます。
〔24番(窪田正人君)登壇〕
41 ◯24番(窪田正人君) それでは、提出者を代表いたしまして、議員提出議案第13号 新たな「食料・農業・農村基本政策」の確立を求める意見書の案文を朗読して提案理由の説明にかえます。
新たな「食料・農業・農村基本政策」の確立を求める意見書
我が国の農業は、国民食料の安定供給を担うだけでなく、活力ある地域社会の維持、国土・自然環境の保全など多様な機能を果たしており、その維持・発展は極めて重要である。
しかしながら、近年、担い手の高齢化や後継者不足、中山間地を中心とした耕作放棄地の増加といった農業構造の変化に加え、輸入農産物の増大など、農業を取り巻く情勢は大変厳しいものがある。こうした中、世界的には、人口の急激な増加による食料不足が予想されているところであり、農業の活力を維持し、自給率の向上を図ることが極めて重要である。
政府におかれては、現在、ガット・ウルグアイ・ラウンド農業合意を受け、「農業基本法」の見直し作業を進めていると仄聞しているところであるが、今こそ、我が国経済の中での農業の位置づけを明確にし、今後の日本農業の持続的発展、食料の安定供給、地域社会の活性化など今後の農政展開の理念を明らかにした次の事項を盛り込んだ、新たな食料、農業、農村に関する基本法を制定されるよう強く要望する。
記
1 食料自給率の向上、安全な食料の安定的供給を国の基本的役割とすること。
2 農林業の持つ国土・環境保全など公益的機能の位置づけを明確にすること。
3 農山村の生産基盤と生活基盤を一体的に整備し、農林業の振興による地域経済、社会の活
性化の推進を図ること。
4 中山間地域など条件不利地域での農林業の振興策の推進を図ること。
以上、
地方自治法第99条第2項の規定により意見書を提出する。
平成7年12月20日
高岡市議会
なお、提出先は、内閣総理大臣、大蔵大臣、農林水産大臣、食糧庁長官、以上であります。
各議員の御賛同をよろしくお願い申し上げます。
42
◯議長(
清都勇之君) 窪田正人君の提案理由の説明が終わりました。
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質 疑
43
◯議長(
清都勇之君) これより、質疑に入ります。
通告がございますので、発言を許します。23番 金平直巳君。
〔23番(金平直巳君)登壇〕
44 ◯23番(金平直巳君) 私は、議員提出議案第13号 新たな「食料・農業・農村基本政策」の確立を求める意見書について質疑を行うものであります。
意見書では、輸入農産物の増大など農業を取り巻く情勢は大変厳しいものがあるとしております。農業を厳しい状況に追い込んでいるものが何なのか。このことの分析、検討こそが日本農業の今後の展望を考える上で重要であります。
新食糧法のもとで最初の決定となる米の政府買い入れ価格が据え置かれました。政府与党は据え置きにしたことを恩着せがましく宣伝しておりますが、この米価は大多数の米作農家の生産費を償わず、物価上昇を考慮すれば、実質4割引き下げとなる19年前の水準であり、到底農家の皆さんを納得させることはできないものであります。これでは新食糧法の第1条に言う「主要食料の需給及び価格の安定」など到底図れないのであります。米の輸入、減反、押しつけとあわせて米価を市場任せにする新食糧法の危険性がいよいよ明白であります。
そこでお尋ねいたしますが、新食糧法への施行によって、米価の下支え機能がなくなり、このことが農業をかつてない厳しい状況に追い込んでいると考えられますが、この点はどうか。
また、米の輸入自由化法(WTO諸協定)の受け入れもしかりと考えるがどうか。
以上、2点について答弁を求めるものであります。
以上で、私の質疑を終わります。
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答 弁
45
◯議長(
清都勇之君) ただいまの質疑に対する答弁を求めます。24番 窪田正人君。
〔24番(窪田正人君)登壇〕
46 ◯24番(窪田正人君) それでは、質疑にお答えいたします。
新食糧法では、米の需給状況によって価格が大きく変動するものと思われることから、2点のことが大事だというふうに考えます。1つは、政府米の価格は生産費に見合ったものにすること。2つ目は、生産者の自主的な努力、良質米の生産など、あるいはまた産地間競争が大変激しい中でありますが、こうした良質米の生産やあるいは転作などによって米の需給バランスを確立すること。この2点などによって価格の維持が図られていくものと考えます。
それから2点目の問題でありますが、米の輸入自由化は確かに日本の米農家にとって大きな問題であることは事実であります。それだけに国内での対策が必要であり、そのための諸施策が求められております。国の農業・農村対策などについては、経営基盤を確立するということが急務となっているのでありまして、また最も影響を受けると思われる中山間地対策、今回の意見書の中にもあるとおりであります。いずれにしましても、6年後に見直されますミニマム・アクセスに向けて国内対策をきちんとすること。そして、6年目以降に向けた新たな取り組みが必要であろうと、このように考えておるところであります。
以上であります。
47
◯議長(
清都勇之君) 以上で、質疑を終結いたします。
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委 員 会 付 託 の 省 略
48
◯議長(
清都勇之君) お諮りいたします。
本案につきましては、会議規則第37条第2項の規定により、
委員会付託を省略いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
49
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、議員提出議案第13号は、
委員会付託を省略することに決定いたしました。
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討 論
50
◯議長(
清都勇之君) これより、討論を行います。
通告がございませんので、これで討論を終結いたします。
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採 決
51
◯議長(
清都勇之君) これより、採決を行います。
議員提出議案第13号 新たな「食料・農業・農村基本政策」の確立を求める意見書について
本案は、原案のとおり決定することに賛成の方の起立を求めます。
〔賛 成 者 起 立〕
52
◯議長(
清都勇之君) 起立全員であります。
よって、議員提出議案第13号は、原案のとおり可決されました。
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閉会中の継続審査の件
53
◯議長(
清都勇之君) 次に、日程第5 閉会中の継続審査の件を議題といたします。
議会運営
委員長及び各常任
委員長から、それぞれの所管事項の調査について、お手元に配付いたしました継続調査事件一覧表のとおり、閉会中の継続審査の申し出があります。
お諮りいたします。
本件は、各
委員長からの申し出のとおり、継続審査とすることに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
54
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、各
委員長からの申し出のとおり、所管事項の調査につきましては、閉会中の継続審査とすることに決定いたしました。
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閉会中継続調査事件一覧表
議会運営
委員会
1 次期定例会又は臨時会の日程等議会の運営について
2 会議規則、
委員会条例等議会関係の条規の制定、改廃について
3 議長の諮問に関する事項について
総務文教常任委員会
1 市政の総合企画について
2 財政計画及び財政運営について
3 市税その他財源の確保について
4 義務教育内容の充実及び教育施設の整備について
5 社会教育及び社会体育について
6 文化振興及び文化財の保護について
7 その他総務文教所管に関する事項
民生病院常任委員会
1 社会福祉及び児童
福祉対策について
2 老人福祉及び老人医療について
3 国民健康保険及び国民年金について
4 保健衛生及び救急医療について
5 公害対策及び交通安全対策について
6 清掃事業について
7
市民病院事業について
8 その他民生病院所管に関する事項
経済消防常任委員会
1 商工業の振興について
2 勤労者対策について
3 観光対策について
4 農林水産業の振興について
5 農業生産基盤の整備について
6 消防対策について
7 その他経済消防所管に関する事項
建設水道常任委員会
1 道路及び橋梁の整備、維持について
2 住宅対策について
3 都市計画について
4 土地区画整理事業について
5 公園の整備及び緑化の推進について
6 下水道事業について
7 水道事業について
8 その他建設水道所管に関する事項
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議 長 あ い さ つ
55
◯議長(
清都勇之君) 以上で、本日の日程は、全部終了いたしました。
今期定例会を閉会する当たりまして、一言ごあいさついたします。
去る7日に開会いたしました12
月定例会も、本日ここに全案件を議了し、無事閉会の運びとなりました。まことに御同慶にたえない次第でございます。
この間、議員各位におかれましては、終始慎重に御審議を賜るとともに、議会運営に御協力をいただき、厚く御礼を申し上げます。
また、市当局におかれましては、審議に際し、種々御対応をいただきましたことに厚く御礼を申し上げますとともに、審議の過程で出されました意見、要望等を十分に配慮いただきまして、今後の市政執行に反映されますよう要望申し上げます。
さて、21世紀の到来も間近に控え、我が国は高齢化、情報化、国際化といった社会情勢の変化に直面するとともに、経済の構造的変革に迫られており、これらの諸課題に的確に対応し、個性豊かで活力に満ちた地域社会を築き上げていくことが求められております。
また、阪神・淡路大震災等の教訓から、安全な地域づくりに対する要請も高まっており、地域の総合的な行政主体である地方公共団体が果たすべき役割はますます大きくなっております。21世紀にふさわしい国と地方の関係を構築するためには、地方分権推進法の趣旨を踏まえ、地方分権を積極的に推進し、国から地方への権限委譲、地方税財源の充実確保を図るなど、地方の自主性・自立性を強化するとともに、新しい行財政改革の推進など地方公共団体の行政体制の整備、確立を図る必要があると思うのであります。
このような状況下において、本市においては、社会経済環境の変化や新たな課題に対応するため、
総合計画基本構想を改訂するとともに、明年度をスタートとする第7次
事業計画を策定されたところでございます。現下の本市を取り巻く経済情勢は、景気の回復のおくれの影響を受け、まことに厳しいものがありますが、私ども議会といたしましても、この4月に統一地方選挙の洗礼を受け、市政に参画するものとして、これらの諸情勢を踏まえながら、豊かで安心できる魅力ある地域づくりの実現に全力で取り組んでいかなければならないと考えております。
終わりになりましたが、議員各位並びに市長をはじめ当局の皆様におかれましては、健康に十分御留意をいただきまして、希望に満ちた新春を迎えられますようお祈りを申し上げまして、閉会のごあいさつといたします。
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
閉 会
56
◯議長(
清都勇之君) これをもちまして、今期定例会を閉会いたしたいと思います。
これに御異議ありませんか。
〔「異議なし」と呼ぶ者あり〕
57
◯議長(
清都勇之君) 御異議なしと認めます。
よって、平成7年12月高岡市議会定例会を閉会いたします。
────────────・─────────────・────────────
閉会 午後2時00分
地方自治法第 123条第2項の規定により署名する。
高岡市議会議長
高岡市議会副議長
会議録署名議員
会議録署名議員
会議録署名議員
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